イタリアに長期滞在:選択的滞在ビザ (ERV)

23 7月 2020

Elective Residence Visaとは一種のリタイアメントビザ(退職者ビザ)とされています。とても人気のあるビザカテゴリーですが、申請するには以下の要件をすべて満たす必要があります。

選択的滞在ビザ (ERV)の概要

選択的滞在ビザ(ERV) の主な要件

Elective Residence Visa (以下、【ERV】)を申請するには、まずは以下の要件を満たすことが重要となります。

  • 最低(年間)3万1千ユーロ以上の不労所得があること。(この金額はお一人での移住の際に適用される金額です。ご家族と一緒に移住される際には+20%の不労所得が必要となります。
  • イタリアでの住居が必要となります。
  • 就労活動をイタリアで行わないこと。(リモートワークなどもNGです)

ERVは一種のリタイアメントビザ(退職者ビザ)とされています。したがって、要件を満たされている高齢者の方の申請が通りやすい一方、お若い方の申請の際には【イタリアで就労活動を行わない/行う必要がない】ことを証明するよう求められる可能性が高いです。

ERV(イタリア退職ビザ):よくある質問

1.ERV(イタリア退職ビザ)を申請するためにはイタリアで家を購入すべきであるのか?

いいえ。アパートメントの賃貸契約でも問題ありません。

2.ERV(イタリア退職ビザ)を労働ビザに切り替えることは可能であるのか?

いいえ。ERV(イタリア退職ビザ)は切り替えることはできません。

3.ERV(イタリア退職ビザ)を取得し家族と一緒にイタリアへ移住できるのか?

要件を満たしていれば、ご家族との移住は可能です。しかし、この点で重要なのはイミグレーション上の【家族】の定義です。イミグレーション上、【家族帯同許可】を申請できるのは配偶者と未成年のお子さんのみとされています。例外もありますが、前述以外のご家族の場合、ご一緒に移住できる可能性は低いです。

4.ERV(イタリア退職ビザ)を取得することは難しいのか?

ERVに限らず、あらゆるビザの発行の最終的な判断は審査官(イタリア外務省・内務省など)の自由裁量によって決まります。したがって、すべての要件を満たしていたとしても、追加資料が求められる可能性があります。また、審査官の判断でビザが発行されない可能性もあります。
ERV(イタリア退職ビザ)の場合、31万ユーロを上回る金額ならびにイタリアで【就労活動を行わない/行う必要がない】という二点を確保している場合、基本的に取りやすいビザであると言える。

Author:

Mazzeschi Knowledge Team

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