イタリアのビザ制度:種類と取得難易度の概要
イタリアに90日以上滞在するにはNational Visa(ナショナルビザ)と呼ばれる イタリアのビザ を取得する必要があります。National Visaにはいくつかの種類があり、渡航目的により申請するビザは異なります。
National Visaの主な種類:
- 労働ビザ
- 被雇用者用ビザ
- 現地採用ビザ
- 自営業ビザ
- 業務委託用ビザ
- 家族帯同ビザ
- 就学ビザ
- 研究ビザ
- 投資家ビザ
- ERVビザ(リタイアメントビザ)
- スタートアップビザ
この記事では人気のイタリアビザであるにもかかわらず、申請難易度が難しいビザを紹介します。
自営業ビザ (Visto lavoro autonomo)
イタリアの自営業ビザにはいくつかのサブカテゴリ―(会社取締役、フリーランス、アーティスト、など)があります。自営業ビザのどのサブカテゴリ―を申請するかにより要件・必要書類・申請難易度が異なります。
なお、会社取締役用のビザと比べ、フリーランスとしてのビザの申請難易度は高いと言えます。フリーランスビザの場合、法律上指定されている要件を全て満たしていたとしても、大使館・領事館の判断により、ビザが発行されないケースもあるため、
【注意事項】自営業ビザには発行制限数(年間)があり先着順でビザが発行されます。
イタリア自営業ビザに関する詳細に関しましては、以下の記事もご覧ください。
スタートアップビザ
イタリアにスタートアップ企業を設立し、最低5万ユーロを投資する際に適用されるビザです。投資家ビザを申請する際の重要点は以下の通りです。
- 革新的なスタートアップのビジネスプランをイタリア経済開発省の提出し、許可証を取得する必要があります。
- 最低投資額(5万ユーロ)を有することを証明しなければなりません。(銀行口座の残高証明書ならびに、銀行のサポートレターの提出が重要となります)
- 申請者の履歴書も提出し、過去に他のスタートアップまたはイタリアで設立予定のスタートアップの活動に関連する経験があることを証明する必要があります。
スタートアップビザにも発行制限数が指定されますが、申請者の数が少なく、発行制限数が問題となることは基本的にはありません。
イタリアスタートアップビザに関する詳細に関しましては、以下の記事もご覧ください。
ERVビザ
Elective Residence Visa (以下、【ERV】)を申請するには、まずは以下の要件を満たすことが重要となります。
- 最低(年間)3万1千ユーロ以上の不労所得があること。(この金額はお一人での移住の際に適用される金額です。ご家族と一緒に移住される際には+20%の不労所得が必要となります。
- イタリアでの住居が必要となります。
- 就労活動をイタリアで行わないこと。(リモートワークなどもNGです)
ERVは一種のリタイアメントビザ(退職者ビザ)とされています。したがって、要件を満たされている高齢者の方の申請が通りやすい一方、お若い方の申請の際には【イタリアで就労活動を行わない/行う必要がない】ことを証明するよう求められる可能性が高いです。
ERVビザに関する詳細に関しましては、以下の記事もご覧ください。
駐在員ビザ(Rep. Office Visa)
このビザは法令第394/1999 第40条を基に申請する自営業ビザの一種であり(発行制限なし)、ICT労働許可書と類似するビザです。主な要件は、出向先企業(イタリア企業)と出向元企業は同じグループ企業に属することです。
なお、駐在員ビザは殆ど使用されないビザであり、代わりにICT労働許可を使用するケースが殆どです。
デジタルノマドビザ
イタリア ノマドビザ (Digital Nomad Visa)とは、高度なスキルを持つ非EU国籍者が、フリーランスとしてまたは企業の従業員として、イタリアからリモートで仕事を行うことを希望する方に適用されるビザです。
また、イタリア ノマドビザ保有者の配偶者と子供(未成年者のみ)は家族帯同ビザ・滞在許可証を申請できます。
法律上、2024年4月5日から イタリア ノマドビザ の申請が可能となりました。しかし、現時点では各国にあるイタリア大使館・領事館などでの手続きの受付が未だ整っていないため、ノマドビザの申請の受付には今しばらく待つ必要があると思われます。
デジタルノマドビザの申請に関する詳細はイタリア大使館(東京)・領事館(大阪)にお問い合わせください。
デジタルノマドビザに関する詳細に関しましては、以下の記事もご覧ください。
